今日はランチタイムコンサート:ヴァイオリン・デューオ
弦奏の中の美しい響きに感じるヨーロッパのひと時(クラシック)
前田侑乃(ヴァイオリン)、土屋杏子(ヴァイオリン)
1 Sonate op.56 /プロコフィエフ
2 Igudesman Violin Duets から/アレクセイ・イグデスマン
3 エトピリカ/葉加瀬太郎
4 ホールニューワールド/アラン・メイケン
5 見上げてごらん夜の星を/いずみたく
6 早春賦/中田章
解説に拠れば、《1 Sonate op.56 /プロコフィエフ》のように、ヴァイオリン2挺だけのための作品と言うのは少ないのだそうだ。したがって、他の形式の作品をヴァイオリン・デューオ用に編曲して演奏することが多いと言う。
《2 Igudesman Violin Duets から/アレクセイ・イグデスマン》は一体どんな曲なのか話を聞かなければ全く見当がつかない。これは「荒城の月変奏曲」で、次のような構成であった:
テーマ (オーソドックスに)
雨の横浜 (ピチカート奏法)
アマデウスとのティータイム (モーツァルト風)
荒城のジャズ (ジャズ風)
パガニーニもすしが好きだった (パガニーニ風)
大阪出身のシュトラウス (シュトラウスのワルツ風)
卵のタンゴ (タンゴ風)
ロシアから愛を込めて (ロシア風に激しく)
故郷に戻って (オーソドックスに)
全体に地味なプログラムだったが、最後の「早春賦」は今日の真冬並みの寒さ(午前中には降雪を観測したそうな)に急遽追加したもののようで、気が利いている。