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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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桜の盆栽~先着プレゼント~炎天下の列

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地下鉄駅ビル商店街の景品プレゼントの行列に並んだ。朝11時から先着200名に桜の盆栽を配るという催しで、10時ちょうどに会場に着いた。既に4,50名の先客が並んでいた。直射日光を全身に浴びて1時間余り辛抱強く待った。佇んでいるだけで全身に汗がにじむ。常時携行の楽譜などを眺めて時を過ごす。
 
何故そんな難行苦行に挑むのかと言えば、タダで(現金支出無しで)価値ある物を得る快感に浸りたい家人の脅迫的依頼を受けたからだ。彼らは用事があるからその時間には行列に並ぶ事が出来ないが、当管理人には特段の用事も無い筈だと言う理屈で、自信を持って“依頼”するのだ。
 
家人はつい先頃、ネットショッピングで花の付いている桜の盆栽を買ったばかりだ。その時は盆栽プレゼントの催しを知らなかったのだと残念がっている。プレゼントの盆栽は、芽が出ているものの、花になるのかどうか予断を許さない。盆栽の管理は難しいと思われる。次の花期までもつだろうか、些か心許ないというのが本音だ。
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それにしても、世の中には同じように“得をしたい”人が沢山いらっしゃることを実感した。炎天下、文句ひとつ言わず、只管時間の経過を待っている。赤子をだっこした若奥さんもいる。定刻近くにやって来て定員の枠に入れず帰る人もいる。のどかな光景だ。ボケに用心しよう。
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