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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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一般相対性理論 100年~国際光年 2015~市民科学講演会

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午後の時間がぽっかり空いたので、一般向けの科学講演会を聴きに行った:
 

日本物理学会市民科学講演会 一般相対性理論 100年・国際光年 2015
宇宙と時間」 早稲田大学 国際会議場

 
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アインシュタインと宇宙論」 佐藤勝彦 (自然科学研究機構・機構長)
 [講演要旨] 宇宙の果てや始まりは人類の歴史が始まった頃から神話や哲学として問い続けられた疑問である.時間や空間の物理学であるアインシュタインの相対性理論が創られることによって,宇宙の始まりや進化,また未来を科学的に研究できるようになった.ここでは 100年の相対論的宇宙論の研究を振り返りながら最近の観測についても紹介したい.
 

日時計から光格子時計まで」 安田正美 (産業技術総合研究所・主任研究員)

 [講演要旨] 時を計ること,その道具 (時計) を作ること,そしてその精度を高めることは,政治や産業,科学技術と常に関わり大きな影響を及ぼしてきた.時代と共に 1秒の定義も変化している.人類の文明発祥以来,連綿と続いてきた時計の進化の歴史を振り返り,1秒を計る技術の最前線に迫る.
 
会場の所在位置が解りにくく、到着に手間取ったため、講演開始には間に合わず、場外のモニターでの聴講となった。主催者側の想定を超える聴衆が集まったようだ。当然ながら、あっと驚くようなお話は無かったが、学会の最高権威の口から直接に聞いて改めて理解したこともある。
 
例えば、光学的に観測できる宇宙の果(約138億光年?)の更に外の世界では、宇宙が超光速で膨張していると考えられること、これは、天体が超光速で移動していることをも意味するということ。超光速と言っても、空間自体が膨張する速さであり、物体が光速を超えて動くことは出来ないと言う一般相対性理論の教えに反するものではないということの確認であった。
 
会議場に入場できればQ&Aセッションに参画したかったのだがなあ。重力レンズの効果を示すと言われる写真では、同一天体の像が重力源を中心として同心円上に4個写っているが、何故4個なのかとか。
 
時間計測の精度は、時間を如何に細かく刻めるかに依るとのことだが、その刻みの極限値は理論的に存在するか、存在するとしたら、それは時間量子であるか、とか。
 
きょうは意外に風が冷たかった。花粉症はその分緩和されたようだ。
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