副都心のランチタイムコンサートを聴いた。
第376回 オペラなお悩み相談室
佐藤優子ソプラノ/野村光洋バリトン/石塚幸子ピアノ
Aプログラム12:05~
どこかで春が 百田宗治/草川信 二重唱
朧月夜 高野辰之/岡野貞一 佐藤
私は街の何でも屋 ロッシーニ《セビリアの理髪師》 野村
慕わしい人の名は ヴェルディ《リゴレット》 佐藤
お手をどうぞ モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》 二重唱
Bプログラム12:35~
長崎の鐘 サトウハチロー/古関裕而 野村
もう春だ メーリケ/ヴォルフ 佐藤
酒よ憂さを晴らせ A.トマス《ハムレット》 野村
田舎娘を演じる時は J.シュトラウス《こうもり》 佐藤
なんという愛情! ドニゼッティ《愛の妙薬》 二重唱
新趣向の演出で、聴取者からの悩み事相談に答えるに歌を以ってするという進行形式をとった。悩み事のお便りを読み上げる進行役はピアノの石塚が受け持った。個々の歌の解説は一切しないのだが、結構ピッタリのお悩みを起案しているようだった。知恵者がいるものだ。
野村はバリトンの高音域に難がある。ダイナミック・レインジも少し足りないように思われた。バス・バリトンに徹すれば活躍できるのではないか。
配付プログラムに、「朧月夜」は、岡野貞一作詞/高野辰之作曲と印刷されていた。見慣れ過ぎて思い込みが有って、間違いにも気付かないのだろう。
気温が上がって、いろいろな花が一斉に咲き出した。