志村先生の「記憶の切繪図」には数学的な記述は無いと書いた(2015/2/4(水))が、簡単な文章表現で、“球面三角形の内角の和は二直角より大きい。その差は三角形の面積に比例する。”というような命題の記述はある。
この命題の前半は直観的に解る。しかし、後半は当管理人の記憶には無かった。抑々球面三角法は教わったことが無い。特殊な分野でしか必要が無いと思われていたのだろうか。先生は、この非ユークリッド幾何学の“一番簡単な定理”は教えた方が良いとおっしゃる。
“一番簡単な定理”などと書かれるとビビッてしまう。簡単に証明できるということなのだが、直ぐには思い付かない。直ぐに諦めてしまう。やはり、天才には、凡人の頭は理解できないのだろうなあ。