何の絡みだったか忘れたが、志村先生が「猫死んじゃった」という初歩のピアノ曲をアメリカでは“Chopsticks”と言うと書いていたように記憶する。
日本では「猫踏んじゃった」が普通の呼び名だと思うが、検索してみると、歌詞が有って、最後は“猫死んじゃった”になるとかで、その題名もありかと納得した。
“Chopsticks”は勿論「箸」の意味で、“両手の人差し指を使うからそれを箸に見立てて言う”とのご説明だ。あまり説得力の無い説明に思えたので、改めて検索したところ、この単純な曲にも奥の深い背景のあることが判った。
WIKIPEDIAによれば、「猫踏んじゃった」のメロディーは"Flea Waltz" (German:Der Flohwalzer)(蚤のワルツ)というのが統一名称らしい。
イギリスでは“Chopsticks”だが、これは、アメリカでは別の曲を指す。元来"The Celebrated ChopWaltz"と呼ばれた曲で、起源不明の「猫踏んじゃった」とは違い、いつ(1877)誰(British composer EuphemiaAllen under the pseudonym Arthur de Lulli)が作曲したか明らかなものだ。
となると、先生のお説と整合しないから、当方の記憶違いかも知れない。