気温は昨日よりも高めだったが、空っ風が強かったせいか、ひとしお寒さを感じた。手袋を嵌めるようになった。マフラーは未だ。マスクは息苦しくなるので着用しない。インフルエンザワクチンはコストの掛る割には効果が曖昧なので頂戴しないことにしている。ヴィールスを貰った時は自然治癒力に期待しよう。
副都心のランチタイムコンサートを聴いた:
第367回 ふるさとへの歌手紙
メゾソプラノ松浦恵/テノール江頭隼/ピアノ山中麻鈴
Aプログラム12:05~
空はほほえみ ロッシーニ《セヴィリアの理髪師》から [江頭]
メロディーのように グロート/ブラームス [松浦]
はっか草 野呂昶/千原英喜 [江頭]
鐘がなります 北原白秋/山田耕筰 [松浦]
オール・アイ・アースク・オブ・ユー 《オペラ座の怪人》から [二重唱]
Bプログラム12:35~
この道 北原白秋/山田耕筰 [松浦]
かわいい口もと ガブリエレ/トスティ [江頭]
アヴェ・マリア マッツォーニ/マスカーニ [松浦]
みやこ忘れ 野呂昶/千原英喜 [江頭]
さくらんぼの実る頃 クレマン/ルナール [二重唱]
江頭は、初々しい声が好印象だが、イタリア歌曲を歌う時に何故か音程に違和感があった。例によって当方の聴覚異常かも知れない。日本の抒情歌曲は秀逸。
松浦は技術的な完成度の高さを感じさせ、声も良く、文句無し。
最後の「さくらんぼの実る頃」は有名なシャンソン。これをソプラノとテノールの音域に移して歌うと、印象が全く変わり、ボンヤリしていると、それと気付かないほどだ。とにかく、本日一番の名演奏だった。
彼ら二人が山形出身ということで、この歌に引っ掛けてコンサートを《ふるさとへの歌手紙》と題したらしい。山形はクラシック歌手の大産地なのかな。