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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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混乱~暴発~霊感

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イメージ 11 先日、地下鉄駅ホーム・エレベーターから降りた一団に老女がいた。扉を押さえながら、“○○駅ですね?”と周囲の助言を求めるように独語した。肯定してあげると、納得したように改札階へ戻った。上がったところで、降りる際に再び“○○駅ですね?”と独語し、逡巡した。肯定の言葉を得て、またホーム階に下りて行った。
 
この老女の行動を、その時は理解しかねたが、同名の○○駅が近接して二つあり、直結していないことに関係が有ると思われた。運悪く、彼女の覚えている○○駅ではない方に迷いこんでしまったに違いない。同名2駅の存在はご存知なかったのだ。そのことに即座に気が付かなかった当方も、随分と鈍くなったものだ。二の舞を演ずる日も遠くないか。
 
2 その翌日、大食堂で昼食を摂るべくテーブルに着席しようとした時、少し遅れて斜め後方の席に着席しようとする老婦人が視野の片隅に入った。直視したわけではなく、不自然な振る舞いが目に入ったわけでも無いが、何か不穏な気配を感じた。当方は本能的に、一つ遠い席に座った。食事中、突然、彼女が大声で遠くに向かって何か叫んだようだった。同席する友人などを呼ぶ風には聞こえなかった。イメージ 2
 
ややあって、今度は何かを憤るような怒気を込めた言葉が発しられた。言葉の受け手はそこにはいない。間歇的にこのような抗議発言を繰り返しながら食事をしている彼女の精神状態は、我が理解を超える。粗暴な行為には及んでいないし、食堂管理者の規制を受けるほどの騒ぎにもなっていない。暴発一歩手前で踏み止まっているのだろうか。
 
3 同日、某所で知人の後ろ姿を見掛けた。距離は十メートルも無かったが、人の通行も有り、声を掛ける場面でもなかった。暫く立ち止まっていた彼は、歩き出したと思ったらまた直ぐに立ち止まり、今度は辺りを見回し始めた。視線がぶつかったとき、些かきょとんとした風であった。数秒後に当方を同定し、会釈を交わした。
 
彼が誰かを捜すために辺りを見回したとは思われなかった。単なる気紛れの行動かも知れないが、当方の視線を感じたのではないかという気がしてならない。唯物論者としては、超常現象たる“気配”を認めたくはない。かと言って、彼の視野の片隅に当方の姿が入っていたとも考えられない。やはり偶然の出来事と言う他ない。イメージ 3
 
 

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