日経新聞12月1日付け夕刊p.1 に“納税を慫慂する歌”が紹介されていた。戦後2年ほどの頃、申告納税制度の広報のため、大阪財務局が制定したのだそうだ。この歌を小学校の音楽の時間に先生のオルガンに合せて歌い、覚えたという人の思い出話である。
“国を明るくするのにも、、、先立つものは国の金、、、
サァサァ納税、ウンよしきた、はい、OK、、、”
記事には、この歌のタイトルは記されていなかった。改めて「納税の歌」として検索したところ、2年前に地方紙で話題になっていたことが判った:
“「納税の歌」65年ぶり復元 金沢で収録
戦後間もなく全国の小学校で歌われ、長く忘れられていた「納税の歌」が、金沢を足掛かりに復活の一歩を踏み出す。21日までに、金沢国税局が昨秋に発掘したレコードをも とに、金沢市のアマチュアコーラスグループの歌声で新たな音源が収録された。原盤制作から60年以上を経て復元された歌は、2月中に国税庁の動画チャンネルで公開する予定 で、レコーディングに立ち会った関係者は「全国的な話題を巻き起こしたい」と意気込む。
新たな音源のレコーディングは20日、金沢市のKKRホテル金沢で行われた。歌唱担当は、金沢市片町を活動拠点とする男声コーラスグループ~と女声ユ ニット~計12人で~、1~5番を収録した。
曲の復元を発案した金沢国税局~や税務大学校の関係者も立ち会った。~
金沢国税局によると、納税の歌は1948(昭和23)年制作。納税の啓発歌として全国の小学校で歌われたが、わずか数年で歌われなくなり「幻の歌」となったらしい。~~~
納税の歌
1、国を明るくするのにも
楽しい暮らしを生み出すも
先立つものは国の金国の金
身体も大事国大事
サァサァ納税 ウンよしきたハイオーケー ”
古いレコードから採譜、編曲した歌の演奏が youtube で視聴出来る。発信元は国税庁?
それに比べれば、当方が再発見した「文化の日の歌」(1949年)などは、楽譜があり、レコードもNDL歴史的音源で公開されているのに、全く世間の話題にもならない。国税庁と文化庁の力の差かな。
当ブログでは、5年近く前に“税金の歌”を話題にした(PC自己修復~確定申告~税金の歌 2010/3/16(火))。その時は、“「シュトイアソング(税金の歌)」がドイツで大ヒットし、、、TAXMAN 英国の重税の歌(The Beatles Lyrics > Taxman Lyrics )、、、”という訳で、ドイツとイギリスの歌しか見当たらなかった。