区役所地下広場の月例ランチタイムコンサート、今日も若いグループのア・カペラだというので出掛けた。早い昼飯を慌ただしく掻き込んで会場に着くと、ほぼ満席状態だった。実は先週のレッドリボンコンサート(2013/11/19(火))と同じ会場、グループなのだが、開催が定例か単発かで、客の入りに大きな差ができるのだ。
空席を捜してウロウロしていたら、常連のMさん夫婦の後ろ姿が見えた。御主人の隣の席が空いているが、手提げ袋が置いてある。とにかくご挨拶すると、その袋を除けてくれた。小生が来るだろうからと席を確保しておいたとのことだ。ご厚意有難くお受けした。
1 Seasons of Love/ジョナサン・ラーソン
2 Center of my joy/リヤーズ・スモールウッド
3 いつまでも/若松歓
4 アベベルムコルプス/W.A. モーツアルト
5 上を向いて歩こう/中村八大
6 ふるさと/岡野貞一
7 花は咲く/菅野よう子
ア・カペラと銘打っているが、無伴奏は 4, 5, 6 の3曲だった。マイクを沢山並べるのは前回と同じで、やはりア・カペラの魅力を発揮するには邪魔だと思われた。
アベベルムコルプスでは、音響装置を活用して低音を極端に強調していたが、これを使わない場合との差が歴然であった。音を楽しむのに文明の利器を活用しない手は無いとも言えるが、過ぎたるは及ばざるが如し。柔らかい肉声の良さを思い出して欲しい。日本語及び外国語の発音にも無頓着のようであった。これは今時の若い人たちの通弊か。
とは言え、完全暗譜、表情豊かに全身で表現する演奏ぶりは、前回と同じく、高く評価したい。