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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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デパート商法に学ぶ~十五夜~満月

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節気先取りは商売の常法、という訳で、某デパートの新聞折り込みチラシに中秋の名月絡みの広告が出ている。
 
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月影を映して楽しむ陶磁製の球体、手揉み特別紅茶、マロン尽くし贅沢ロールケーキ、月待ち会席など魅力的な商品が美しい写真で紹介されている。その傍らにさり気無く名月前後の月齢イラストが挿入されている。
 
イメージ 2
 
これが好奇心を呼び覚ました。今年2014年の名月は98日で、満月は翌9日であるということは知っていたが、何故日が違うのだろうかと訝っていたところにこのイラストだ。あやふやな知識では気持ちが悪いので、権威ある東京天文台のサイトで確認した:
 
陰暦では月の満ち欠け周期の約半分にあたる15日が満月であると考えられていました
とくに太陰太陽暦815日の夕方に出る月は中秋の名月と呼ばれます。
(満月) の時刻=朔 (新月) の時刻+望 (満月) の月齢です。
(満月) の時刻の平均は0.529.5÷215.25166
単純に言えば16日になるが、十五夜月に近い。
 
ということで、陰暦上の概念である名月と天文学上の概念である満月との定義の違いから、両者は一致しないのは当然であると教えられた。
 
デパートのチラシとてバカに出来ない。十三夜の月は栗名月~として同じ広告に含めているのは少し疑問ではあるが。
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