このところ西日本辺りで天候不順のようである。関連ニュースの中に次のような親切な助言があった:
大気の状態不安定…落雷要注意、安全な場所に避難を 産経新聞 8月16日(土)20時4分配信
、、、「高い物体の真下は平らな地面よりも危険」、、、、高い木や電柱からは4メートル以上離れた上で、てっぺんを45度以上の角度で見上げられる範囲に避難するよう呼びかけている。
http://rdsig.yahoo.co.jp/media/news/photo/article/pre_next_photo/RV=1/RU=aHR0cDovL2hlYWRsaW5lcy55YWhvby5jby5qcC9obD9hPTIwMTQwODE2LTAwMDAwNTM1LXNhbi1zb2NpLnZpZXctMDAwI2NvbnRlbnRzLWJvZHk-;_ylt=A7dPUxjsce9Tf1EAXuYSmuZ7
“高い木や電柱からは4メートル以上離れた上で”は解る。その後の“てっぺんを45度以上の角度で見上げられる範囲に避難するよう”には混乱させられる。
説明図では、“角度”は水平方向と視線との間の角度として示されている。この角度を“45度以上”に取るということは、定性的には“近づく”ことを意味する。
つまり、上記助言は、“高い木や電柱からは4メートル以上離れ、かつ、てっぺんを45度以上の角度で見上げられる範囲内に留まるように”との趣旨である。
換言すれば“高い木や電柱からは4メートル以上離れなさい。ただし、あまり遠くへ避難してはいけません。”ということだ。通常は、4メートルも離れれば、この条件は満たされるのだが。
何か、読み違いをしているのだろうか。