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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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邂逅の妙~老後のお手本~頭の体操

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今週は行事もアポイントメントも無く、スケジュール真っ白けで、普段行きつけの施設も休業中とあって、いつもと違う行動パターンとなった。
 
昨日、某食堂で食べ終えて立ち上がったところで、思いがけない旧知の人物に出会った。立ち話も出来ない通路でのことだったので、通り一遍のあいさつで別れた。
 
今日も同じ食堂に向かっている時、またもや彼に出会った。今度は彼が食べ終えて、外に出てきたたところである。
 
当方にとっては臨時の特別行動パターンであるが、考えてみると、彼は定常定時の行動中のようだ。それにしても、歩く経路は幾通りもあるのに、よくもまあ同じ時間に重なるものだ。
 
彼は、数年前までボランティアグループの主宰者だった。好人物で、チェロを弾いていた。お世辞にも上手とは言えなかったし、会話のピントが外れることもあったが、憎めなかった。
 
その後、ガンで手術をしたと聞いた。結果は良好のようで、血色よく、一人で出歩いているのだ。少し、歩きにくそうには見える。
 
今は音楽のボランティア活動をしていない訳だが、さほど親しくも無かった当方の顔を目敏く判別するところをみると、頭は冴えているようだ。趣味生活を楽しんでいるのだろうか。当方(一層)老後のお手本にしたいお一人だ。
 
彼のように冴えた頭を維持するため、という訳でもないが、お手軽なリーフレットなど目に入ると、読書代わりに、手に取って眺める癖がついている。
 
最近目を通したのが、化学系実験施設の安全管理をテーマとする勉強グループの会報で、その中に衝撃的な一言が書かれていた。
 
“ヒュームフードは
有害物質を吸引しな
いように囲い込んで
排気する設備です。
「ドラフトチャンバー」と
呼ぶのは日本だけな
んですよ。”
 
衝撃は後半部分から来る。いつぞや、現役の化学屋さんと話していて、彼が“有害物質を吸引しないように囲い込んで排気する設備”という趣旨の説明をするので、“ドラフトチェインバー”のことかと混ぜっ返したことがある。
 
当方に化け学の知識があるとは予想していなかった彼は案の定びっくりするのだが、それより、“チェインバー”と少し英語風に発音して得意になりたかったのだ。まさか、それが和製英語だったとは、半世紀以上も知らずに過ごしてきたのだ。
 
しかし、転んでも只は起きない?当方、“ヒュームフード”をチェックすることにした。発音が違うのではないかと疑ったのだ。“フュームフッド 
fume hood”ではないかと。人名ならばヒューム Hume もありだ。フードは食品にふさわしい。
 
と、こんな他愛の無い遊びをしていれば、脳の老化を少しは遅らせる事が出来るのだろうな。
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