ウェブニュースで、明日夕方某TV局が特番「8.12日航機墜落 30回目の夏 生存者が今明かす“32分間の闘い” ボイスレコーダーの“新たな声”」を放送すると伝えられている。事故後三十年近くも経っているのに何か新しい事実の発見があったのかと訝ったが、音声記録の解析技術が進歩したことで、当時は曖昧だった部分が解明できるようになったと聞くと、なるほどと思う。
一億総評論家と笑われそうだが、当時、当管理人は、米軍機による誤射が原因であると考え、仕事仲間に喋っていた。例えば、ミサイルを発射する練習で照準を日航機に合せて、空砲を撃つべきところ、手違いで実弾を発射してしまったなど。勿論、証拠は無い。報道情報を基に推測したに過ぎない。推測の根拠は、思い出す限り、次のような断片的な情報である:
米軍の行動が迅速であった―――彼らの情報収集能力から見て当然とも考えられる。
救助活動が翌朝回しにされるなど緩慢であった―――誤射の証拠を湮滅する時間稼ぎの可能性がある。
損傷後の機体や飛行の様子を撮影した映像資料が公表されていない―――ぼやけた影絵のような写真があるようだが、真贋の鑑定を経たものかどうか。しかし、当方の情報不足かも知れない。
事故原因と結論された圧力隔壁の破裂という現象の実証試験が行われたのか―――行われたけれども、当方が知らないだけかも。
(隔壁破裂による)急減圧は無かったとする証言に対する当局の反論が、急減圧を前提とした都合の良い理屈のつまみ食いでしかないこと―――つまり、実証的な反論ではないこと
航空管制始め関係当局の行動開始はいつだったのか―――墜落するまで交信していただけか―――これも情報不足の可能性がある。
以上は関係資料を渉猟しての推測ではないから、素人のたわごとに過ぎないとも言える。陰謀史観に毒されているかも知れない。しかし、今でも疑念を拭い去ることが出来ないでいる。上に列挙したような疑問が悉く解消されればすっきりする。TVを視なくなって十年ほどになるが、明夕の番組に興味津々だ。
この日航機墜落については3年前に一度書いている(上を向いて歩こう~九坊~半世紀2011/8/9(火))。その時は、以後新事実の発掘があるとは想像だにしなかった。また、その時、彼の持ち歌「ともだち」について触れたが、三日前の「さくらの会」例会後反省会でその歌が話題に上ったのも不思議な偶然だ。曲名は誰も思い出せなかった。