梅雨の晴れ間と言うには暑すぎたが、頑張ってランチタイムコンサートに行ってきた。今日は面白いタイトルが付けられていた:
お昼のソプラノまんぷくコンサート 7月15日(火)
坂本久美(ソプラノ)/宮下あずみ(ソプラノ)/四條智恵(ピアノ)
Aプログラム12:05~
あなたがほしいの(ジュ・トゥ・ヴ) H.パコーリ/E.サティ [坂本]
ある晴れた日に G.プッチーニ 《蝶々夫人》から [宮下]
花の二重唱 L.ドリーヴ《ラクメ》から [二重唱]
ふるさとの四季 源田編曲 [二重唱]
Bプログラム12:35~
くりやの歌 平井多美子/中田喜直 [宮下]
うたうだけ 谷川俊太郎/武満徹 [坂本]
夢のあとに R.ビュシーヌ/G.フォーレ [坂本]
さようなら、故郷の家よ A.カタラーニ《ワリー》から [宮下]
For the Beauty of the Earth(この美しき地球に) J.ラター曲 [二重唱]
虹の彼方に H.アーレン曲 映画《オズの魔法使い》から [二重唱]
売り出し中の若手ソプラノお二人の声が良く調和して、秀逸な二重唱だった。「ふるさとの四季」など、約十分も掛けて丁寧に四季を巡ってくれた。ソロも勿論素敵だが、プロ歌手による重唱は意外に聴くチャンスが少ないから、今日は本当にお得なコンサートだった。
坂本はフランス歌曲を得意とするらしい。宮下はオペラを本業に目指しているのだろう。低音もよく聞こえてきた。
副都心の果樹園では、ニワウメが終わり、ナツハゼがゆっくりと熟しつつある。
近所の小学校脇の緑道に不思議な果実を見付けた、と思った。緑色で、小さなヒメリンゴにそっくりだが、実の頂部に萼片の残骸がしっかり残っていて、正体が解らなかった。枝には鋭い棘が逆さに生えている。
家人に向かってこの疑問を呟いたところ、バラじゃないかと示唆された。脳天を打ち砕かれたような衝撃だった。緑色のバラの実を見たことが無かったため、全く思い付かなかったのだ。その他の特徴が明らかにバラを示していたのに。植物趣味を称する自信が失せそうだ。