昨日は老健介護施設で歌の会のお手伝いボランティアで汗を掻いた。仲間は他に6人、うちヴァイオリン1、ピアノ1。当方参加3回目の今回から、プログラム起案と進行係を任されたので、過去2回よりはスムーズに運営できたと思う。
しかし、半分ほどは従来の方式の時間に充てたので、もたつき感皆無ではない。次回からは全体のお膳立てを整えて臨むのがよさそうだ。ただし、押しつけにならないよう関係者の意見を聴きながら準備する必要がある。プリント配付で少々の持ち出しも覚悟しなければならない。
Ⅰ 夏の歌
1 うみ 海は広いな大きいな 月が昇るし 日が沈む ~
2 海 松原遠く 消ゆるところ 白帆の影は 浮かぶ ~
3 たなばたさま 笹の葉さらさら 軒端にゆれる ~
Ⅱ 梅雨の歌
4 雨 雨が降ります 雨が降る 遊びに行きたし 傘はなし ~
5 アメフリ アメアメ フレフレ カアサン ガ ジヤノメ デ ~
6 沙羅の木 褐(かち)色の 根府川石に 白き花 はたと落ちたり ~
7 梅雨の頃 紫つゆ草 梅雨の頃 びっしょり咲きます 紫に ~
8 てるてる坊主 てるてる坊主 てる坊主 あした天気に しておくれ ~
Ⅲ リクエストの部
「6 沙羅の木」は信時潔作曲をヴァイオリンの伴奏で歌った。当管理人としては、人前での初演である。誰も聴いたことの無い曲なので嫌われる恐れがあったが、短いので皆さんおとなしく聴いて下さった。大文豪森鷗外の詩であること、地元に所縁の深い曲であることを強調しておいた。
「7 梅雨の頃」は歌詞が解り易いので、これも受け入れられたようだ。本当は、皆さんがこれを一通り歌えるよう、講習をしたいところなのだが、さすがにそれは無理なような雰囲気だ。
皆さんが直ぐに歌える曲、備え付け歌詞集に載っている曲だけに限定する従来方式では、毎回変わり映えしないし、ボランティアとは言え、意欲が湧かない。毎回1,2曲は、押しつけにはなるが、見繕った歌を含めることにしよう。
終了後、「沙羅の木」すなわちナツツバキを見られるかも知れないからと仲間に声を掛けて、近くの小石川植物園まで足を伸ばした。受付で所在位置を確認して向かった先にはナツツバキは見付からなかったが、近縁のヒメシャラは、幸い目の良いヴァイオリニストさんが見つけてくれた。辛うじて名残の1輪を拝む事が出来た。
途中、モグラ塚の説明をして少し歩いたところでタイミング良く(?)モグラの死骸に行き当たった。モグラが日当たりの良い所で横たわっているのはどんな事情だろうか。腹部に出血跡が見られたが、体全体としては食い破られたようにも見えなかった。