昨5日(土)のボランティア合唱グループの練習で、器楽担当ながら(声楽にも)指導熱心な先生からしごかれた。高音に跳躍する際に上ずる傾向をさり気無く指摘された。自分では全く違和感なく歌っているのだが、他人には不自然に聞こえるのだろう。ピアノで目的の音を出してくれると、確かに自分の音が高過ぎることが解る。この欠点は、もう矯正できないだろうが、少しでも意識して歌うようにしよう。
昨日は、もう一つ収穫があった。以前“シューシオン” なる概念について手探りの自問自答を書いた(声出し~雪掻き~雪待望 2014/2/8(土))。同じ内容の事を今回は“シシュウオン”と呼んで説明された。前回聞き間違えた可能性は否定できないが、今となっては確かめようが無い。今回は特に“手工芸の刺繍における運針の動きになぞらえて刺繍音と呼ぶ”旨の御説明があったことを考え合わせると、先生が前回言い間違えたことを訂正する意図があったかも知れない。下衆の勘ぐりか。
とにかく、“シシュウオン”の何たるかをほぼ理解したのは実に喜ばしい。過去に、クラシック歌手の模範歌唱を聴いて、楽譜の指定する音程から外れているような印象を受けた事例のうちのある割合は“刺繍音”対応の唱法であった可能性が高い。歌の世界も奥が深いなあ。
きょうは、これから老健介護施設で歌の会のお手伝いだ。昨日までの梅雨空から一転真夏の日照りに外出気分が怯みそうだ。楽しい歌の会を予想しよう。