一昨日紹介した「笛の友だち 第三集 二部合奏曲」に、もう一つ気になる曲が載っている。「もみの木の小音楽」で、ドイツ民謡と記されている。
直ぐに思い浮かぶのはクリスマス定番曲のような「もみの木」(O Tannenbaum)だ。実際、初めの2小節は“もみのき もみのき”のメロディーそのものだ。
しかし、続く14小節は全く異なる。このような別ヴァージョンの“O Tannenbaum”がドイツには伝わっているのか。それとも、編集者が原曲の冒頭部だけを借用し、後は新たに創作したものか。
編著者は、宗鳳悦(東京都中央区立明正中学校教諭)/福居秀介(東京リコーダークラブ)となっている。