いつぞや、≪アムールと言えばアムール河を連想し、懐かしい「アムール河の波」を思い出す。ちゃんとした合唱で歌ったのはもう十年以上前のことだ≫と呟いた(ペチカ~オオカミ~アムール 2017/4/24(月))。当方にとっては合唱趣味にのめり込んだ頃の、いわば原点に位置する記念すべき歌だ。
「アムール河の波」は、原題“Амурские волны(アムールスキイェ・ヴォールヌィ)”、ロシア民謡とされることも多いが、作詞者・作曲者とも明らかな近代の合唱曲のようだ。
これを某コーラス教室で唐突に練習し始めた。年度開始間もなく一受講者からリクエストがあったもので、
いつ取り上げるのかと心待ちにしていたところ、とうとう年度終了間際にまでずれこんでしまった。講座はあと1回でお仕舞だ。
使用する楽譜は二部合唱用で、歌詞は合唱団白樺の日本語訳だ。初心者向けに編曲されているので、経験者としては楽に歌える筈なのだが、五線譜に二つのパートを併記しているから、真面目に音符を追い掛けようとすると近視・乱視混じりの老眼があわてふためいて、経験者らしからず口元も疎かになる。