三週間後に迫った生涯学習フェアの当会プログラム≪弘田龍太郎特集≫の準備が足踏み状態だ。練習は2時間を4回のところ、既に半分の2回を過ぎたが、全員で練習したのは全9曲中2曲のみだ。尤も、手強そうなものを先ず重点的に浚っておこうとの意図的な時間配分ではある。
プログラム初っ端の島崎藤村/弘田龍太郎「小諸なる古城のほとり」は独唱譜を2組4人でリレー式に歌うことにした。主旋律だけだからと簡単に考えていたが、ピアノ伴奏で歌うにはかなりの慣れが必要であると判った。歌い易いようにとの配慮の為された“伴奏”譜ではなかった。当方ら素人衆は、頻繁に入るピアノ間奏に聴き入ると、歌い出しのタイミングを誤る危険性が大きい。
タイミングを間違えまいとして拍を一所懸命に数えていると、曲想表現が疎かになる。残り2回の練習でどこまで習熟できるか、他のマイナー扱いの曲にも時間を割かなければならないから、予断を許さない状況となった。
難曲と考えたもう一つは、無伴奏四重唱の鹿島鳴秋/弘田龍太郎「浜千鳥」だ。メロディーには誰もが馴染んでいるので問題無いが、一人一パートで迷子にならずに歌い切れるかどうかだ。ピアニストさんに参加して貰って素人衆の負担が少し軽くなることに期待している。