某集会施設に月1回集う歌のグループが、幼児グループと合同で明日、発表会に参加する(コラボレーションなどとも称する)。年1回の催しで、各集会施設から1グループあて出場するらしい。各施設の担当職員はかなり入れ込んでいるようだ。
持ち時間は15分で、当グループの歌うのは次の3曲:
ひいらぎ飾ろう、おうま、サンタが街にやって来る
これだけだとアッと言う間に終わる。そこに幼児グループが割って入ることでお遊戯まがいの手足リズム遊びの出番となり、老人たちもぎこちなく講師の真似をする。アホらしいなどと思っていてはイベントの雰囲気を台無しにする。アホになり切って幼児並みのお遊戯をする。
シラケ老人が何故こんな行事に参加するのか、当人も訝しがるところだが、成り行き上、歌うグループから抜けるに抜けられなくなったというのが真相に近い。
発足当初は二十名近くの参加者の合った当グループだが、年度替わりを機に、参加費を3か月分前納制としたことで、計算高い人たちの足が遠のいた。月1回あたり僅か500円なのだが、参加できないかも知れない時の分まで先払いするのは嫌だという気持だろう。
メンバーが半減し、現在は7,8名だ。めげずに指導に当たる二人のお嬢さん講師をガッカリさせるのは気の毒だと余計な仏心を起こした結果、抜けられなくなった次第。
今日、リハーサルに参加したメンバーは僅か4名で、幼児グループもほぼ同数だった。あまり気勢が上がらない。講師と職員さん達が一番張り切っている感じがする。考えてみれば、出演者は高齢者と幼児たちだから、この対比は自然なのだ。
明日は頭を空にして、真面目にステージを務めてこよう。