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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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異調並行唱④ ~ 自己満足 ~ 非難の声

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ちょうど一週間前、某集会施設の≪歌う会≫で季節の唱歌、歌謡曲などを大勢で歌っていた時のこと、またまた“異調並行唱”(異調並行唱③童謡「シャボン玉」②下方転調 2018/8/6())を経験した。
 
司会者が「冬の夜」を指示した。ピアニストは楽譜を持っていなかったらしく、調を探った後、やや低めの音域を定めて、前奏無しで掛け声とともに弾き始めた。
 
当方は歌い易い音高から始めた。ピアノに合せる意識は無かった。結果的に皆さんより高めに歌うことになった。途中で音を下げて歌う気にはなれなかったので、そのまま歌い通した。明らかに不協和音なのだが、それを追い掛けるのも一興という気持ちがあった。
 
司会者が手拍子を始めたり、ピアニストが強く弾き出したりしたのは、音が違うよと言うご注意なのだとは思ったが、無視したのは些か大人気ないとは思う。
 
一曲終わるごとに皆さん拍手する慣例となっており、異調で歌った当方も拍手を受けたような妙な気分になる。近席の23人の方が「誰かハモってた」とか「ハモリじゃなくて、調が違うのだ」とか聞こえよがしに会話しているのが聞こえた。「ピアノに合せればいいのに」との声もあった。
 
その会話に加わわらなかったのは、やはり一抹の後ろめたさがあったからだろう。ヂレンマだな。
 
ちなみに、ピアノはハ長調、当方はヘ長調、原曲はト長調であった。随分低く歌わされている皆さん、欲求不満に陥らないのかなあ。

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