当欄で昨日、≪、ロシア俗謡“Mетелица(Вдольпоулице)”を披露した。今回のサロンのために新たに仕込んだ言わば新曲だ。日本で歌われているかどうか判らない。≫と記した。つまり、ネット検索の手間を惜しんでいたのだ。
気になるので、今日、その一手間を掛けた。日本語サイトにも、そのロシア語曲名を見付けた。特に珍しい歌でもないことが判った。そして、最初にクリックして開いたのは、何と自分が4年半前にアップした当ブログの1ページだった:
デジャヴュさえも催さないほどに、見事な、完璧な記憶喪失だった。そのページでは、原曲名≪Вдольпоулицеметелицаметёт≫に対して、「街は吹雪いている」、「通りは吹雪き」、「ふぶき」と各種邦訳題を呈示していた。
ロシア人バリトン、ヴィタリ・ユシュマノフは、その後活躍の場を広げ、着実に評価を高めて来たので、もう無料コンサートで拝聴することはできない。要するに手の届かない高みに昇進してしまったのだ。
≪年齢は不明だが、三十代半ばから後半あたりか、イケメンさんだ。立ち居振る舞いが初々しさを残していて、声援にも丁寧に会釈を返していた。日本人歌手にとっては手強い商売敵かも≫と評しておいたところであり(ロシア人バリトン~ヴィタリ・ユシュマノフ~日本で稼ぐ? 2014/6/5(木))、予想が的中したことを喜ぼう。