先日の特養ホーム・コンサートでの試唱を経て、“The Appple Song”(「リンゴの唄」~The Apple Song (... 2018/11/15(木))の譜割りがほぼ確定した。複数の歌い方があり得るところも、何となく自然な感じが出るようにという基準で落ち着いた。
一旦出来上がってみると、何故そんなに苦労したのか不思議な位変哲のない譜割りだ。最初から楽譜に落とそうなどと考えない方が良かった。要するに歌ってみれば良かったのだ。
英詞(時事英語研究 2巻 6号 (1947年7月))の文意もほぼ解った積りだ。ただ一か所を除いて。
第3節は次のように始まる:
Every morning, every night
Lisps her greeting baby girl.
下段の≪Lisps her ~≫が解らない。「Lisps」はあまり見ない単語で、「lisp」は、辞書によれば、名詞としては≪舌もつれ(の発音)、(木の葉などの)サラサラいう音≫、動詞としては、≪まわらぬ舌で話す≫などの意味がある。
しかし、これらの語意を適用しても文意は汲み取れない。そもそも英語の態を成していないように思われる。未だ英語修業が足りないのかも知れない。
何とか意味を成すように読もうと苦労していて、思い付いたのは「whisper」(囁く、囁き)という単語である。語感が≪Lisps her≫に似ている。原語の歌詞でも、≪ささやけば≫とある。
推測だが、ここは、手書き原稿で「whisper」とあったものを≪Lisps her≫と読み誤ったのではないか。
≪Whisper greeting baby girl.≫であれば、構文としては奇妙だが、文意は何とか汲み取れるではないか。