昨9月12日はラモーの命日だった(Jean-Philippe Rameau, 1683年9月25日 - 1764年9月12 日)。彼の名は昔から知っており、ついひと月ほど前にも当欄で≪当時絶大な人気と権威を誇ったラモーと論争していた≫などと言及したが(ジャン・ジャック・ルソー~音楽・言語同源論~歌から言語が生まれた? 2018/8/11(土))、作品には全く覚えが無かった。
関連サイトにアップされている音源に「タンブラン」というのがあった。試聴すると、よく聞き知ったメロディーだった。それも、六十数年前に小学校で教わった歌のメロディーではないか。歌詞は直ぐには思い出せなかったが、“ひらひらひら ひらひら 木の葉が 散るよ”という風だった気がする。
ネット検索したが、それらしき歌はヒットしなかった。
しかし、副産物として、「木(き)の葉」(尋常小學唱歌(第一學年) 明治44年)を得た:
一、何処から来たのか 飛んで来た木の葉、
くるくるまはつて 蜘蛛の巣にかかり、
風に吹かれて ひらひらすれば、
蜘蛛は虫かと 寄つて来る。
二、何処から来たのか 飛んで来た木の葉、
ひらひら舞つて来て 池の上におちて、
波にゆられて ゆらゆらすれば、
鯉は餌かと 浮いて来る。 (下線 当方)
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下線部のメロディーが「虫のこえ」(『尋常小學讀本唱歌』明治四十三年七月発行。『尋常小學唱歌』第三学年用(文部省)明治四十五年三月発行も同じ。)の“ああおもしろい”にそっくりだ。