某所の≪歌う会≫、約20人で「北上夜曲」を歌った時、当方のメロディーが皆さんと違っていた。聴き覚えで歌っている積りだが、どうも外れているらしい。
帰り道、メロディーの違いを反芻しているうちに頭の中が混濁し、どちらがどちらか、あやふやになった。
しかも、全然別の歌が浮上して来た。「惜別の歌」だった。どうも出だしがそっくりであるように思われた。
メロディーの出だしを並べて比較した:
我が「北上夜曲」 ラーシドーレミーファミーーー ラーソドーレミーーー
「惜別の歌」 ラーシドーレミーファミーーー ラーソドーレミーーー
全く同じだった。
皆さんの「北上夜曲」 ラーシドーレミーレミーーー ミレドシーラシーーー
♯
皆さんの方に軍配が上がりそうだ。当方の頭の中で、二つの歌が混線したようだ。
因みに、惜別の歌は、作詞島崎藤村、作曲藤江英輔で、作曲されたのは先の戦争中のこと、戦後(1950年?)レコード化されたとのこと。北上夜曲は、作詞菊地規、作曲安藤睦夫で、作られたのは東北地方で先の戦争中のこと、戦後徐々に全国的に広まったとのことである。レコード化は1961年とのこと。
楽譜は見ていないが、どちらも6/8拍子のように聞こえる。