某合唱団で用いている混声3部「モルダウの流れ」の楽譜(岡本敏明作詞、スメタナ作曲、小山章三編曲)の譜割り(詞割り?)が気になって困る。
“モルーーーダウ”と歌わされて、気持ちが萎えるのだ。これまで幾種類かの作詞、編曲で同曲を歌っているが、いずれも“モールダーウ”などのように、“ル”は短音であったと記憶する。
モルダウの原語(ドイツ語)表記は“Moldau”で、カナ表記の“ル”は“l”に当たり、母音を含まない。それを“ルー”と伸ばして発音するのは気持ちが悪い。“ル”にしても短母音は伴うが、“ルダ”と連音に発音すれば違和感は無い。
野球用語の“ストライク”を審判はどのように発音しているのだろう。長音を入れるにしても“ストラーイク”でなかろうかと思うが。これを“スートライク”とか“ストーライク”のように発音されるとズッコケるのではないか。習慣の問題ではあるが。
しかし、この問題を合唱団内で持ち出すのは気が引ける。うるさい奴だと不評を買うのは見え見えだ。日本語で歌うのだから、どこを延ばそうが問題無いだろうと反撃されるかもしれない。