次のようなウェブニュースに接した:
五山だけじゃない?幻の送り火「い」の痕跡か 京都大学が発表
京都のお盆の風物詩「五山の送り火」、かつては今よりも多くの山で行われていたといいますが、詳しい場所はわかっていません。京都大学は、京都市内の山で送り火が行われていた可能性のある痕跡を見つけたと発表しました。
五山の送り火はお盆に帰ってきた先祖の霊を再びあの世へ送り出し無病息災を祈る行事で、毎年8月16日に京都の夜を赤く染めます。現在5か所で行われている送り火ですが、かつては約10の送り火があったとされています。江戸時代の絵図には、見慣れた大文字などの送り火とともに、現在の京都市左京区あたりに、今はない「い」の送り火が描かれています。その「い」の送り火が行われていたことを示唆する痕跡が見つかったと8日、発表されました。
「斜面をL字にきれいに削り取ったようなところがある」~ 「あそこで『い』の字の送り火が灯されていたのではないか」(正高信男教授)
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正高教授は今後、近くの住民から言い伝えを聞き取るなどして研究を進めるとしています。
MBSニュース 8/8(水) 19:12配信
京都の送り火なる行事そのものに特に関心がある訳ではない。
目を惹いたのは“正高信男教授”である。随分前、当ブログにご登場頂いた方に違いないと思った。検索すると、
の2件ヒットした。テナガザルの音声コミュニケーションを研究なさった方というイメージからすると、今回の御登場場面は唐突の観がある。民俗学の領域に思われるし、遺跡調査の趣もある。同姓同名の別人の可能性もあるので、ネット検索してみた。
≪霊長類研究所/認知科学研究部門/教授≫で、人類学、心理学方面にも関係の深いお仕事をしていらっしゃるようだと知れる。“正高教授”はお一人のようだ。
音声・歌の起源の研究が、送り火の歴史の解明とどのようにつながるのか、想像できない。