狭庭の片隅にハンゲショウが一株、雑草に取り囲まれながら、けなげに咲いている。いつぞや当会のHさんがご自宅の庭から掘り出して持って来てくださったのを植えておいたものだ。あまり世話をしなかった為か、いつの間にか姿を消したと思っていた。案外丈夫な草のようだ。
今日は(雑節)半夏生(はんげしょう)だそうで、暦のサイトによれば、≪梅雨の末期、天地に毒気が満ち、半夏(ハンゲ)という毒草が生ずると考えられた。なお、「ハンゲ」はサトイモ科カラスビシャクとされる≫そうだ。
ややこしいことで、庭に咲いているハンゲショウはドクダミの仲間とある。何故紛らわしい命名をしたのかと訝りはするが、白くなった葉(の表)でそれと知ったことに鑑みれば、「半化粧」説に一票。
今日はまた1年365日の中央日でもある。つまり、年始、年末どちらから数えても183日目に当たる。念のため計算して確かめた(30x6+3-2+2)。
183を素因数分解すると3x61、二つの素因数を連ねると、361、これは19の二乗19x19だ。確か、碁盤の目の数がこれだったと記憶する。何故、こんな半端な素数を選んだのか。中央点が定まるから奇数が重宝することは頷ける。
将棋盤はマス目を数えるが、縦横9x9で、これも中央マスが定まって具合が良いということか。ただし、素数ではない9を採用しているから、マス目を縦横共に3等分出来る。
碁盤では、縦横線の交点としての目は等分出来ないが、マス目は18x18だから、将棋盤4面分で、縦横共に何通りにも等分できる。ゲームには関係無さそうだが。