昨日の当欄では、3~99の奇数桁に所定の対称形素数の現れる頻度を、桁数の6n法分類によって大雑把に記載した。この分類法に格別の意味がある訳ではなく、他に様々な見方があり得る。
例えば、素数遊びの一環であることに因み、桁数を素数と非素数(すなわち合成数)とに分けて頻度を比較するのも一興である。
少しデータを大きくしてまとめると次のようである:
素数桁 非素数桁 総 数
140 74 214
これまた綺麗な配分比率になっているが、やはり偶然であり、これが素数界全体の傾向であるとは到底考えられない。
このことは、桁数が1桁(つまり、3,5,7,9各桁)では73:20、2桁(つまり11~99の奇数桁)では67:54であることから直ちに感得される。桁域を拡大して集計すれば、全体の比率は50:50に収斂すると予想されるのだ。