月例特養ホーム訪問コンサート、今月は伴奏者が現れず、特製CDに合せて歌う侘びしい演奏会に逆戻りとなった。当グループに伴奏者が定着しないのは何故か、思い当たる節は一つだけではなく、我ながら忸怩たる思いがある。
もうやめたい気持ちと、続けたい気持ちとが拮抗している。悩んでみても、結局は、≪やめるのは簡単だが、一旦やめてしまうと再開するのは難しい≫という理屈が支配する。
若 葉 作詞:松永みやお、作曲:平岡均之
お山の杉の子 作詞:吉田テフ子、作曲:佐々木すぐる
初 恋 原詩 石川啄木「一握の砂」から、作曲 越谷達之助
夢のお馬車 斎藤信夫作詞、海沼実作曲
五月の歌(春への憧れ) 宮澤章二訳詞・モーツァルト作曲
帰れソレントへ 芙龍明子訳詞・クルティス作曲
エーデルワイス 阪田寛夫訳/ハマスタイン・ロヂャース作曲
沙(さ) 羅 ( ら ) の 木 森鷗外・下総皖一
夏の思い出 江間章子作詞・中田喜直作曲
アカシヤの花 松坂直美 作詞・橋本國彦 作曲
夏は来ぬ 作詞:佐佐木信綱、作曲:小山作之助
プログラムは過去の実績を大いに活用することと割り切ったから、あまり変わり映えせず、入れ替えたのは三分の一くらいだ。現在三年目に入っている訪問コンサートで、今後は選曲にますます苦労することが懸念される。
対応策としては、季節に拘らず、ご老人方お気に入りの、それこそ愛唱歌を積極的に取り込むのも一法だろう。来六月分は起案済みなので、七月分から試行するとしよう。
演奏形態も考え直す価値がありそうだ。現在は全曲を出演者全員で歌っており単調の嫌いがあるが、ソロや二重唱を採り入れて変化を付けると喜ばれるのではないだろうか。各出演者の負担の軽減にもなるのではないか。