年寄り相手の≪歌う会≫で、当方の(全く、あるいは、あまり良く)知らない歌が取り上げられることが珍しくない。
例えば、童謡で「おかあさん」:西條八十/中山晋平: 両大家によるこの歌を聞いた記憶が無い。会場の殆どの人は歌っていらっしゃったようだ。かつて奉られた“童謡の○○”の看板も下ろさなければならないか。
外来曲で「オーマイパパ」: 題名は聞き知っているが、歌そのものは知らなかった。歌詞(訳詞)を見ると、悲しくなるような、不思議な歌だ。
古い宝塚ソングで「すみれの花咲く頃」: これは有名な歌だが、終わりの部分のメロディーぐらいしか再生できない。特に、前半部分は初めて聞いたような気がする。少女歌劇には縁が無かったから、知らなくて当然か。
外にも、以前同様の趣旨で話題にした「糸」、「雨夜花」、「コスモス」、「故郷」(嵐)などもある。これらは当方の時代遅れを物語るものだ。新時代の歌を覚える場が無いから、今後はこのカテゴリーに入る歌が増える一方だ。