今月は、先月に比べて素数日が極端に少なかった。月末の今日も30日だから素数遊びには向かない。
そこで、趣向を変えて、単純な数字遊びに興じよう。
「430」を素因数分解すると「2×5×43」となる。その中の数字だけを並べると「2543」で、これは素数である(やはり、素数に結び付けたかった)。
「430」の数字を入れ替えた「403」を素因数分解すると「13×31」という面白い形となる。これも数字だけを並べた「1331」を素因数分解すると「11×11×11=113」と、やはり面白い形をしている。全くの偶然であり、特段の意味も無い。
やはり素数遊びに回帰しよう。
「430」の末尾「0」を削除すると素数「43」になる。その首尾の両数字の間に「0」を累次挿入して素数が出現する様を眺めよう。
最初の2桁「43」の次、二番目の素数は4桁「4003」、三番目は8桁「40000003」、四番目は11桁「40000000003」と順調に見付かる。この辺りで規則性らしき傾向を見出したいところだが、桁数の≪2,4,8,11≫だけでは要領を得ない。
見方を変えて、中間の「0」の数に着目すると、≪0,2,6,9≫であり、≪6,9≫が意味有りげである。そこで、四番目11桁「40000000003」の中間部に3個の「0」、つまり「000」を累加していったところ、41桁の素数「400….03」が得られた。
ただし、「400….03」型の素数五番目が41桁かどうか、この時点では判らない。飛ばした桁のところに素数が無いとは言い切れない。一つひとつチェックして確認するしかない。
もうひとつ、今度は「433…3」型の素数で遊んでみた。素数となる桁数の列≪2,3,17≫が得られたところで、大胆に≪17-3=14=2x7≫から、7桁を累加してみたところ、38桁で素数が得られた。
この結果から、更に3桁「333」の末尾累加を試みて、32桁及び56桁にも素数を見出した。累桁法は、結構使える。