以前にも記したと思うが、素数遊びをしていると、部分的ながら、ある種の周期性(あるいは、出現のパタン)の存在を感じることが珍しくない。何らかの方針に従って多くの数を順次≪素数判定機≫に入力すると言う単純作業の結果として見えてくる疑似周期性(パタン)である。
一連の数の総てを順次入力する作業に最近飽きて来て、パタンらしきものが見えた段階でもう少し能率的に探索することを企んだ。例えば、ある型の数を一定の基準で桁上げする探索法において、1桁ずつしらみつぶしに判定するのではなく、6桁ごと、8桁ごとなどと、飛び飛びに試すのである。飛ばした桁のところに別のパタンの素数があれば見落とすことになるが、それは覚悟の上と言うことだ。
この粗っぽい探索法で検出した素数(厳密には、素数である可能性の高い数)の例を幾つか挙げる:
(2桁)29,(6桁)200009から4桁飛びで (26桁)200….09
(4桁)3109,(14桁)31000000000009から10桁飛びで(44桁)3100….09
6桁501139,8桁50001139,20桁50000000000000001139から10桁飛びで56桁500….01139
これらは、たまたまうまくヒットしたものに過ぎないこと、言うまでもない。しかも、後続の素数が出て来ない所が辛い。次のような例もある:
(4桁)5039,(10桁)5000000039,(68桁)500….039から16桁飛びで(84桁)500….039 を、58桁飛びで(822桁)500….039を得た。
比較的に狭い数域で試行した探索の結果に基づいて想定したパタンを域外に拡大適用して大きな素数を発見する手法が限定的ながら有効であることを確認したと言えるだろう。これも手作業でなく、専用プログラムを組んでパソコンにやらせれば、はるかに有効かつ能率的だと思うのだが、、、。