数日前に某所の外壁に止まっている昆虫を撮影した。今月に入ると共に気温が急上昇した所為で、虫が「啓蟄」の日を待たずに表に出てきたように見えた。
ところが、数日たっても同じ位置に同じ様な姿勢で止まっており、全く動いた様子が無かった。暖かさに誘われて出て来たのではなく、壁に止まったまま冬の間に凍え死んでしまったのかも知れない。
棒きれで突いてみればはっきりしただろうが、安眠妨害になっては気の毒なので、手出しをしていない。昆虫観察は得意ではないので、この虫の正体および状況について、手掛かりが掴めない。
昨日の発表会で、小話≪啄木の謎≫を大急ぎで締めくくったところ、結構な拍手を頂き、意外な反応に内心驚いた。啄木が歌集『一握の砂』に謎を仕掛けたという推理が受けたのかも知れない。