昨日の投稿(さよならロシア歌曲!~一柳富美子~ソプラノ小玉友里花)で、“日本初演作品あり”とは、≪チャイコーフスキー/ウンディーナの歌≫であったとしたのは、当方の勘違いだったようなので訂正しなければならない。
プログラムの≪36.岩石智華子 セローフ/ヴァリャーグのバラード≫に“本邦初演”とメモが残っていた。作品についての解説も聞いた筈だが、全く記憶に無い。第Ⅱ部オペラ・アラカルト(これがプログラム上の表記)の中の「十九世紀概観」の項に入っていた。これを歌った岩石さんは希少なアルトの一人で、美声であった。
総監督の一柳さんは話したいことが沢山有り過ぎて、6時間でも足りない様子であったが、一つだけ、第Ⅳ部《エヴゲーニイ・オネーギン》ハイライトの中の第2幕第2場における「決闘の場面」のマイム実演を撮影したので、記録しておこう:
その他、偶々今思い出すことを記しておこう。出演者の中に、有村ひづち(学4)の名があったが、彼は数年前、当ブログ(岩見真佐子門下演奏会~玉石混交~ソプラノ今野絵里香2014/1/5(日))に登場している。“小柄ながら声量豊かなバリトン”と評したが、今はテノールらしい。
外にも、藤井玲南さん、有森博さんなど、記憶にある人たちだ。
女声陣総出演の《エヴゲーニイ・オネーギン》1幕3場「村娘達の合唱」も壮観であった。これだけ充実した、贅沢な女声合唱は滅多に聞かれないだろうと思う。時間的には短かったが、皆さん、楽譜に目が釘付けなのも面白かった。各人の持ち歌は完璧に暗譜だが、合唱の合せ時間はあまり取れなかったのだろう。親しみを覚えた。