くだけた雰囲気のコンサートがあった。朝の行事は苦手だが、何とか頑張って間に合った:
新春の集いコンサート
美しいソプラノの歌声とピアノ演奏で
新年をお祝いしましょう。
17日(水)10:30~1階
どなたでも、参加いただけます
歌 平山智香子氏 ピアノ演奏 梅原尚子氏
ソプラノ平山は、声を張り上げるタイプではなく、柔らかく歌う。唱歌・童謡に始まり、ピアノ・ソロを挟み、休憩後は聴衆に唱歌指導、更にソプラノとピアノ各ソロで締めくくられた。
早春賦
虹の地平(? 札幌オリンピックの歌)
赤い鳥 七つの子
からたちの花(Pf.)
待ちぼうけ
月の光(Pf.)
富士の山 冬景色 冬の星座 早春賦
Time to SayGoodby
カンパネラ(Pf.)
踊り明かそう(My Fair Lady 日本語)
幸せなら手をたたこう(アンコール 聴衆と共に)
梅原は、素人聴衆にも親切に曲の解説を聞かせた。「からたちの花」はピアノ・ソロ用の編曲で弾いた。楽譜は新しい出版だが、山田耕作の日付け・サインも印刷されたものを使い、子供時代の耕作が今日の会場の近くで苦難の日々を送ったことを話した。曲の構成についても丁寧な解説があり、解ったような気になった。
カンパネラについては、梅原自身の特別な思い入れと経験談が披露された。リストによる作曲の背景、経緯など教わった後に畏まって演奏を拝聴すれば、聴き馴れたメロディーであった。素晴らしい名演奏に聞こえた。
ウィキペディアを参照したところ、今日の「カンパネラ」は、「『パガニーニによる大練習曲』第3番 嬰ト短調」((Grandes Etudes de Paganini, S. 141))らしいと判った。リストの「ラ・カンパネッラ」は4曲あるらしい。
ピアノが地域の集会施設常置の備品で、梅原にとっては物足りなかったようだ。特に、普段使われない最高音部の鍵は期待通りに反応しないらしい。確かに、微妙な聴かせどころで、彼女が神経を使っているらしいことがよく伝わってきた部分だ。