きょうはジョーン・チャンドス・バエズの誕生日だったらしい。フォーク歌手たる彼女に就いて語るほどの知識は無いが、その歌声は半世紀ほど前によく耳にした。今でも活動しているのかな。
彼女の名は、原語(英語)ではJoan Chandos Baezであり、その発音をカタカナで近似すれば≪ジョウン・チャンドウズ・バイエス≫だ。それを普通は≪ジョーン・バエズ≫と書き、読んでいた。バエズは字面読みなのに、ジョーンは耳に比較的忠実なところ(ジョアンとしないところ)が面白い。彼女の生年月日1941年1月9日の6桁表示≪194119≫は素数だ。
彼女は1967年01月11 日に、つまり満26歳の誕生日の2日後に、初めて日本に来たという。到着時間によってはアメリカ時間で1日後だった可能性もある。出発は誕生日当日だったかもしれない。彼女にとっては思い出深い海外公演になったのではないかと思いたくなるが、実際は良い思い出とはならなかったらしい。
その1月11日は江利チエミ(1937年 1月11日 - 1982年 2月13日)の誕生日だ。英語の歌を得意としていたようだが、ジャンルが違うから、バエズとの接点は無かっただろうと想像される。
その点、森山良子は≪(バエズの来日公演で)“和製ジョーン・バエズ”としてデビューした≫そうだ(ヤマハおんがく日めくり)から、強いきづなで結ばれているのだろう。誕生日も(1948年)1月18日と近い。
森山の歌はバエズに近いのだろうか。先日、某所で、≪森山はジャズ歌手になりたかったのだが、「この広い野原いっぱい」がヒットしたので方向を変えた≫というような解説を聞いた。「この広い野原いっぱい」がフォークソングだとすれば、バエズに近いと言えるかも知れない。バエズのような思想性があるかどうかは解らない。