齷齪と何かに追われるような生活に明け暮れ、またまた月例訪問コンサートの日が来た。池尻大橋駅から特養ホーム東山に向かう上り坂が結構きつく、長いので、汗を掻く。日頃の運動不足を補う格好のヴォランティア活動と観念する。
本日の演目は次の通り:
浜辺の歌 |
秋の砂山 |
宵待草 |
ニコライの鐘 |
時計台の鐘 |
亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)ヴァイオリン・ソロ |
帰れソレントヘ |
庭の千草 |
ケンタッキーの我が家 |
赤い郵便馬車 |
牧場の朝 |
お元気で(輪唱) |
ヴァイオリニストとは練習をしていなかったので、ぶっつけ本番というわけで、些か乱暴な演奏会ではあった。案の定、立ち往生、やり直しは一度ならず、お客さん(いつもより少なめの三十名弱か)には申し訳ない仕儀と相成った。
専属伴奏者を擁しない零細合唱団(3名)の悲哀が身に沁みる一日であった。それでも、この活動をやめられない麻薬のような魅力が、歌には有る。メンバーの誰かがコケるまでは続くのだろう。