CyberBassというサイトに気の利いた文句が載っていた:
"The only thing better than singing is moresinging" - Ella Fitzgerald
歌うに勝るただ一つのことは、もっと歌うことだ―――エラ・フィッツジェラルド
エラ・フィッツジェラルド(1917年4月25日 - 1996年6月15日)の名ぐらいは知っているが、その歌は聞いた記憶が無い。ジャズ歌手だそうだから当方には縁の無い方だ。しかし、上記の発言は名言だ。
ふと思い付いて、オンラインの機械翻訳に掛けてみた:
歌うよりも唯一のものはもっと歌っている (Google)
歌うよりも唯一のものがより歌う (Bing)
むしろ、歌うことが歌っているよりよい唯一の物 (excite)
三番目(excite)の翻訳が惜しいレヴェルに留まった。“more singing”を単純に“もっと歌う”と訳すれば良いものを、凝り過ぎて“むしろ、歌うこと”としたため、意味不明となった。
上記の引用から、彼女は名言家ではないかと閃いた。検索すると、次の例が見付かった:
Ella Fitzgerald/Quotes
Just don't give up trying to do what you really want to do. Where there is love and inspiration, I don't think you can go wrong.
The only thing better than singing is more singing.
It isn't where you came from;it's where you're going that counts.
一番目の後半部分“Where there is love and inspiration, I don't think you can go wrong.”は独立させても意味の有る格言になりそうだ。今回、当方の“閃いた”ことがその有効性を実証する結果となったと考えると、愉快になる。生誕百年の節目に当たるのもちょっとした感慨を覚える。