当「愛唱会」は、来春の合唱のつどいに向けて、いよいよ最終調整に入った。高田三郎作曲の「啄木短歌集」全8曲から、4曲を選んでいる。
今日歌ってみて、課題の多さに正直のところ驚いた。今まで自己満足のレベルでしか歌っていなかったことを痛感する。他人様に聴いて頂くには、改良の余地があり過ぎる。
演奏が、表情に乏しいというのが第一印象だ。楽譜に指示されている強弱などを忠実になぞっている積りでも、聴いてみると一本調子だ。緩急も、もっと思い切って付けないと単調に聞こえる。同じ歌詞で2回繰り返すときには、更に工夫が必要だ。
その他、いつもの反省事項になるが、歌詞の読み方が、一文字一文字置いて歩くようになったり、語頭の子音の発音が甘くなったりしている。
これらに加えて、望先生からは、曲のイメージが湧くような歌い方をするように注意されている。このご注文には一朝一夕には応えられそうにないが、少なくとも、啄木短歌の詠んでいる情景や状況を頭に描きながら歌うことで少しはマシになるだろうか。