昨日、某邸の音楽サロン(邸宅音楽会~多彩な出し物~期待空振り 2017/2/4(土))に5カ月ぶりに参加した。内容(演奏種目)は前回とほぼ同じだったが、梅雨たけなわの天気の所為か、人数はやや少なめだった。
演奏技術のレベルは、やはり上中下様々であった。参加者の顔ぶれが前回とほぼ同じなのだから当然ではある。唯一の例外は初参加のヴァイオリニストさんだった。誰もが、彼女の演奏は、近年の流行語風に言えば、「異次元」の水準にあると思ったようだ。
ヴァイオリン初心者の某氏などは、自分の弾いた曲を彼女の模範演奏で聴きたいとせがんだ。更には、別の初心者の弾いた曲まで模範演奏して欲しいと要望した。この時、当の、別の某氏はさすがに複雑な表情を見せたのだが、演後には感激の様子であった。
挙句の果は、彼女がピアノも弾くらしいと聞き出して、何か1曲を、と要望し、調子に乗った彼女も機嫌よくショパンの幻想即興曲を弾き始めた。どうも、暗譜しているらしい。バンバン弾くのだが、当方にはピンと来なかった。やはり、餅は餅屋と心得るべきではないか。ピアニストであるサロンの女主人も些か興醒めの様子であった。