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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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音楽サロン② ~ 異次元ヴァイオリニスト ~ 餅は餅屋

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昨日、某邸の音楽サロン(邸宅音楽会多彩な出し物期待空振り 2017/2/4())に5カ月ぶりに参加した。内容(演奏種目)は前回とほぼ同じだったが、梅雨たけなわの天気の所為か、人数はやや少なめだった。
 
演奏技術のレベルは、やはり上中下様々であった。参加者の顔ぶれが前回とほぼ同じなのだから当然ではある。唯一の例外は初参加のヴァイオリニストさんだった。誰もが、彼女の演奏は、近年の流行語風に言えば、「異次元」の水準にあると思ったようだ。
 
ヴァイオリン初心者の某氏などは、自分の弾いた曲を彼女の模範演奏で聴きたいとせがんだ。更には、別の初心者の弾いた曲まで模範演奏して欲しいと要望した。この時、当の、別の某氏はさすがに複雑な表情を見せたのだが、演後には感激の様子であった。
 
挙句の果は、彼女がピアノも弾くらしいと聞き出して、何か1曲を、と要望し、調子に乗った彼女も機嫌よくショパンの幻想即興曲を弾き始めた。どうも、暗譜しているらしい。バンバン弾くのだが、当方にはピンと来なかった。やはり、餅は餅屋と心得るべきではないか。ピアニストであるサロンの女主人も些か興醒めの様子であった。
 
当方は、ロシア歌曲「道(Дороги ダローギ)」を歌った。原曲のままの調では低音が苦しいので、所々1オクターヴ上げるなどした。複数の原語音源を聴いた準備段階で気付いたのだが、歌詞の一部に幾つかの異版があるようだ。この歌も民謡の域に昇格したのかな。

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