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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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副都心コンサート ~ ステージ移動 ~ ソプラノ競演

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火曜日に何がしかの用務の発生することが多くなり、副都心のランチタイムコンサートからは暫く遠ざかっていた。久し振りに行ってみたら会場ロビーの改装工事中で、演奏場所が端の奥まったポケット状のスペースに変わっていた。こちらの方が、コンサートには好条件かも知れない。
 
ロビー中央だと、エレベータのチャイムや通行人の靴音、話し声などが三方から襲ってくるが、端っこだと、それらの騒音がかなり減少する。ただし、ビル管理の立ち場からすれば、ロビーの出入り口が狭隘となる不都合が生じる。
 

 第452回 ショウほど素敵な商売はない
秋元みすず(ソプラノ)/田辺意久美(ソプラノ)/鈴木美穂(ピアノ)

 
Aプログラム12:05
1 ショウほど素敵な商売はない I.バーリン作詞作曲 [二重唱]
2 献呈 H.V.ギルム作詞 R.シュトラウス作曲 [田辺]
3 侯爵様、あなたのようなお方は J.シュトラウス≪こうもり≫から [田辺]
4 喜ばせてあげてください 作詞者不明 V.ベッリーニ作曲 [秋元]
5 宝石の歌~なんと美しいこの姿 C.グノー≪ファウスト≫から [秋元]
 
Bプログラム12:35
1 夏は来ぬ 佐佐木信綱作詞 小山作之助作曲 [二重唱]
2 六月の花嫁 石橋史華子作詞 湯山昭作曲 [田辺]
3 風に乗る 竹友藻風作詞 岡本敏明作曲 [秋元]
4 愛の神よ、ようこそ G.ペーシ作詞 P.チマーラ作曲 [田辺]
5 くちづけ G.アルディギエリ作詞 L.アルディーティ作曲 [秋元] 
6 Time to Say Goodbye L.カラントット作詞 F.サルトリ作曲 [二重唱]
 
田辺は声質的にも、技術的にも全うなソプラノと思われた。高音域は“ハイD”辺りまで響かせて聴衆を満足させた。
 
秋元は、玉を転がすような、あるいは、鈴を振るような、ヴィブラートの効いた声が特徴で、それが売りかも知れない。人によって受け止め方が違うだろう。場慣れしており、プレゼン力や演技力がある。一方、声量、音域の制約がきついようで、音程も高音域で違和感(ただし、例によって、当方の錯覚かも知れない)がある。
 
「夏は来ぬ」の二重唱は、歌い手もピアニストもプロを想定したような、凝った編曲と感じたが、原曲の素直さが刷り込まれていることによる過剰反応だろうか。
 
「風に乗る」は、当会でも、北国の今は亡きさくらの会でも楽譜を配付しながら歌うことの無かった因縁の曲だ。本日の鑑賞を以って瞑すべし、か。
 

副都心のニワウメの収穫期が終わった。次は、ナツハゼの番だ。

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