某所で槇原敬之・作詞曲「世界に一つだけの花」の二部合唱を楽しんでいる。言葉をメロディーに上手く乗せることが出来れば、文字通り“ノリノリ”で軽快に歌えるのだが、若者向きの歌の例に洩れず、リズム、譜割りが日本語の常識とは乖離しているようで、口が上手く回らない人もいる。
その歌詞には、題名が示す通り、「1」が度々登場する:
Only one、NO.1、一番、一人一人、一つ、(一生懸命?)
あまり一所懸命に考えるような歌詞ではないが、歌っているうちに段々抵抗の増す箇所がある:
≪小さい花や大きな花 一つとして同じものはないから NO.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one 、、、≫
≪一つとして同じものはない≫は、日本語表現として、まともなのだろうか。
≪一つとして無駄なものはない≫、≪一つとしてまともなものはない≫などは疑問に思わない。
つまり、≪一つとして≫は、複数個を比較する場合の表現ではないと考えられる。