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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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浅虫附近のわらべうた~子守唄~花折りの唄

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「東北温泉風土記」(2014/3/10(月)から、浅虫附近のわらべうたとされる長い子守歌を一つ:
 
“子守唄
 
友達な友達な 花折るに行がぬがア
なんの花 折るね
牡丹芍薬 芥子の花 折るね
一本折って腰に差し
二本折って腰に差し
三本目に日暮れて 何處さ宿取らうか
山毀して家建でだ
朝間にもつくと起ぎて 西の方を見たれば
綺麗だ綺麗だ姉様銀の銚子コ手に下げて
吟の盃手に持つて
てゝごにてゝごに酒三杯
あつぱこにあつぱこに酒三杯
肴なくてのまれねえ
おちほちの山に
高いどこ竹の子 低いどこ蕗の子
鰊コ 鰯コ 沢山だ沢山だ”
 
一応、物語の体裁を成しているが、繋がり具合が粗っぽくて、筋を完成させるには、相当の空想力を要する。筋の無いナンセンス歌と見ることも出来そうだ。子供を寝かしつけるのに、話の筋など必要ない。何でもいいから、優しい言葉でゆったりと歌い続ければ目的を達する。
 
とは言え、歌う方にとっては、やはり筋のある方が覚えやすいし、歌い易いだろう。各人適当に肉付けして、具体的なイメージを膨らませながら歌うのだろうか。歌の内容は、地元の人には明瞭なのだろうか。
 
念のため少々検索してみたら、ほぼ同じ文句で「花折りの唄」として記録されていた。(http://www7a.biglobe.ne.jp/~amusic/un0408-3.html
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