今朝、小さな記事が目に付いた:
≪上野学園大、前学部長を解雇(2017/04/25 朝日新聞朝刊)
クラシック音楽教育の名門「上野学園大学」(東京都台東区)を運営する学校法人「上野学園」(石橋香苗理事長)が、同大前音楽学部長で声楽家の村上曜子教授(64)を20日付で解雇したことがわかった。村上さんは、学園の経営健全化を訴える「新しい上野学園を作る会」の共同代表を、3月に同大教授を解雇されたピアニスト横山幸雄さん(46)とともに務めている。≫
一体何が起きているのか気になって検索したところ、既に先月あたりから週刊誌などで話題になっていたらしいと判った。当方のアンテナに全くキャッチされなかったのは、やはり世間との接触面積が狭いからなのだろう。
学園経営の実権を握る石橋家が、乱脈経理で多額の資金を私的に流用していると批判し、是正を求める教員たちに対して、解雇処分で報復したという構図のようだ。常識的に判断して、教員たちの批判がまともであり、石橋家には反省あるいは是正改善の意思は無いものと思われる。
主要教員への解雇処分が、入学金や授業料の納付後であることには、学生および保護者への信義則違反の疑いがあり、不利益をもたらす恐れがあると、関連ウェブサイトで教えられた。看板教授に憧れて入学したとたんに看板を下ろされたというわけか。