不思議なニュースがあり、一言コメントしないと落ち着かない:
≪棟方志功の版画が盗難か、展示は“カラーコピー”と判明
TBS系(JNN) 4/17(月)20:21配信
神奈川芸術文化財団が管理する版画家・棟方志功の作品が紛失していたことが明らかになりました。
紛失したことが明らかになったのは、「宇宙讃(神奈雅和の柵)」という作品で、購入時の価格はおよそ300万円ですが、県から財団が無償で借り受けていました。
財団によりますと、2014年に鎌倉市にある神奈川県立近代美術館で展示されていた際、観覧客からレプリカではないかと指摘され、確認したところ、カラーコピーだったことがわかったということです。その後、財団が捜索を続けていましたが、発見に至っていないということです。
財団は、盗まれた可能性もあるとして警察に相談するとともに、他の美術品についても保管体制を見直すとしています。(17日18:35)≫
≪観覧客からレプリカではないかと指摘され≫た≪神奈川芸術文化財団≫や≪神奈川県立近代美術館≫は素人集団なのか。尤も、件の観覧客が専門家だった可能性はある。
初めから≪レプリカ≫だったのではないか。
≪2014年に~レプリカではないかと指摘され≫てからニュースになるまでに3年も経過しているのは何故か。≪カラーコピーだったことがわかった≫のは何時か。事件を隠し通そうとしていたのではないか(尤も、地域ニュースとしては報じられていたのかも知れない)。
高価な美術工芸品を公的機関(美術館、博物館など)が公金で収集することについて、当方は昔から疑念を抱くものである。趣味性の強い分野であるから、作品の評価は人によって極端に異なるものであり、時には真贋論争をも巻き起こすことがある。
趣味人による収集の世界に、公的機関が参加する必要があるだろうか。個人のコレクションが公開され、多くのファンを楽しませている例が沢山ある。それで十分ではないか。