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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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第31回 アカデミー向丘まつり~歌のひろば~成果上がる

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ちょうど一週間前に≪生涯学習フェア≫で本番を終えたところだが、もう一つのイヴェントにエントリーしていたのだった。メンバーの皆さんにはフェアー出演後に控室でそのことを切り出した。
 
エントリ-の件は昨秋一度相談したきりで、その後一度も話題にならなかった。したがって、当方も含め、誰も活動予定に入れていなかった。もう準備期間も無いので、パスするしかないと衆議一決した。そのイヴェントが今日だった。 

  
   イメージ 131アカデミー向丘まつり イメージ 2   
 

日時 3/410002000      3/510001600
 
発    子ども映画会、ピアノ演奏、   子ども映画会、ストレッチ体操、
表    合唱、楽器演奏、ジャズダンス、 レクダンス、大正琴、太極拳、
内    フラダンス、社交ダンス        ジャズダンス、合唱、室内管弦楽
容          ※わたあめの無料配布あり(両日の13001500)。
 

一旦は参加取消しで合意したものの、≪まつり≫のプログラムに30分の穴を開けることになるので、当方としては踏ん切りがつかなかった。結局、無責任に約束を破る罪悪感には耐えられそうにないので、一人だけで何とか形を付けようと決心した。
 
独演形式になることと、昨年の≪まつり≫では、自発的来場者ゼロという悲惨な経験をした(公開演奏~来場者ゼロ~アカデミー向丘まつり 2016/3/5())ことに鑑み、何がしかの新機軸を打ち出す必要のあることは明らかであった。
 
結論は、≪歌のひろば≫スタイルであった。つまり、合唱団の練習発表形式ではなく、来場者に歌って頂く、言わば≪歌声喫茶≫のようなスタイルだ。これなら終始一人で歌い続ける重労働に押し潰される心配は無い。伴奏者はいないので、過去の演奏会の録音などの音源をCDにまとめて使うことにした。
 
次に、≪歌のひろば≫の内容にも工夫を加えたいと考えた末、既に出来上がっている伴奏CDの中の曲目に着目し、「みかんの花咲く丘」を看板に出すことにした。思い切って刺激的なキャッチコピーを付けた:
 
   合唱 ≪歌のひろば≫ ―――「みかんの花咲く丘」の秘密―――
 
惜しむらくは、この「看板」が人の目に触れるのは会場前で、開演直前でしかない。宣伝効果は限りなくゼロに近い。如何せん、思いつくのが遅過ぎた。とは言え、何もしないで手を拱いて後悔するよりはマシだ。事後にこの「看板」を見て、来年に期待する人がいないとも限らない。
 
独演会の具体案を昨夜練り上げたところへ、Hさんから“明日の向丘まつりには参加するのですね”と確認のCメールが入った。一週間前の協議では不参加と決めていたから、このお問い合わせは不思議だったが、その詮索よりは、共演者が得られそうだという希望が勝ったのは言うまでもない。平静を装って、事務的に“参加”のCメールを返した。
 
今朝は早めに会場入りし、苦心の「看板」を掲示板に張り出し、≪まつり≫実行委員長にCDデッキの使用方を申し込むなど準備を整えた。先行プログラムの成り行きを見ていると、出演者自身やその身内ばかりの集りで、純粋な参観者は殆どいないという例年通りの状況である。
 
待機していると、小学生の男の子が近くに来て立ったり座ったり、別室のイヴェントを覗いたりし始めたので、声を掛けてみた。随分と大人びた応答にびっくりした。当方が彼くらい(四年生)の年の頃には、「うん」とか「すん」とかしか言えなかったものだが。
 
ふと思いついて、≪歌のひろば≫に来場しないかと誘ったところ、素直に「はい」と返事してくれた。これで来場者一人確保と内心喜ぶのも大人げないが。その彼が、本番で我々の力になってくれようとは想像も出来なかった。
 
直前に会場前に張り出したA4の紙の「看板」が効果を発揮したのかどうか知る由も無いが、来場者はHさんの記憶によると8人だった。うち二人は実行委員長と乳児だった。これでも、昨年のゼロを思えば大変な改善だ。
 
開演して間も無く、当方がCDデッキを操作しながら“CD係がいないので”とブツブツ呟くと、あの男の子が客席から“僕がやりましょうか”と声を上げたではないか。驚いたものの、これは有難いと、操作は彼に任せて、随時こちらから指示を出すことにした。彼は学校で音響掛をやっているとのことだった。
 
Hさんの思いがけない参加と音響掛・近藤クンの出現のお蔭で、≪歌のひろば≫は順調に進行し、最後に、歌詞カードには載せたが歌わなかった「いにしへの」のリクエストまで頂くなど、上首尾であった。終演後、会に参加したいという希望者が現れたのも嬉しかった。
 
ところで、副題―――「みかんの花咲く丘」の秘密―――だが、内容は、戦争中の≪国民合唱≫曲「雲に寄せる」が元歌ではないかと推察される事情の解説などである。

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