Quantcast
Channel: 愛唱会きらくジャーナル
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1579

木村泰治~台湾銀行救済~台湾銀行史

$
0
0
先に、ロシア正教ニコライ大主教に日本語を教えた木村謙斎の息子・木村泰治の功績について書いた(天地~地天~ニコライ③ 2013/11/29())。その中に、“台湾銀行の危機を救った”ことがあるが、これは孫引きである。
 
その典拠は、「地天老人一代記木村泰治自叙伝」であると思われる。自叙伝とあるが、口述筆記によるもので、編集者は木村が発展させた会社の関係者のようだから、贔屓目に書かれていると考えるべきだろう。
 
 「台湾銀行史」(昭和39.8.20)という大部(凡そ1500頁)の資料にざっと目を通して見た。問題の“危機”について詳細に記述されているが、木村の名前は出て来ない。見落とした可能性はあるが、本書が同行出身者による記録であり、政府や監督庁との遣り取り中心に書かれているので、外部(財界など)からの応援は重視していない。
 
僅かに、“台湾主要企業・銀行から総理大臣や日銀総裁あて、台湾銀行救済の陳情書も有効だった”旨の記載がある。
 
重役異動表にも木村の名前は無い。
 
イメージ 1イメージ 2 
 
 
 
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1579

Trending Articles