今日のニュースで注目すべきは、アメリカ大統領選挙でトランプ氏が当選する蓋然性を示す世論調査結果だ:
≪トランプ氏ヒラリー氏を逆転 2016年5月19日(木)18時25分掲載
米FOXニュースが18日に発表した大統領選に関する全米世論調査で、共和党の実業家トランプ氏(69)と民主党のクリントン前国務長官(68)の直接対決を想定した場合、トランプ氏がわずかに上回る結果となった。トランプ氏が指名獲得を確実にしてから、米主要メディアの全米調査で同氏がクリントン氏に対して優位となったのは初めて。≫
(朝日新聞デジタル)
本来ならよその国の選挙などで騒ぐ必要は無いのだが、アメリカだけは例外だ。何と言っても、世界中に軍隊を常駐させて諸国、諸地域の問題に首を突っ込んでいる。その軍隊を動かす最高指導者の政治姿勢には気を遣わざるを得ない。
トランプ氏はアメリカ軍を国内に引き揚げる選択肢もあると主張している。これは大変に結構なことだ。是非ともトランプ大統領にその決断をお願いしたい。そうすれば、沖縄の基地問題は自動的に解消する。中央政府が弱小地方政府をいじめる醜態を見なくて済む。
いわゆる思いやり予算を含む米軍経費負担(年間1兆円に近いとか)も無くなる。良いことずくめだ。
国防が疎かになると心配する声が上がるだろう。自分の国は自分で守るのが大原則だ。たとえ財政上の負担が重くとも。ただし、国防の要諦は≪平和を守ること≫にある。軍備の増強によってではなく、先ず諸国との友好・平和の回復・維持・増進に努めなければならない。
世界最大・最強の軍事大国アメリカとの同盟関係を最善の策とする考えも解らないではないが、その場合においても、米軍を我が国内に常駐させる必要は無い。相互安全保障と言っても、国力(軍事力)の差が大きいから、事実上は片務的に守ってもらうのだとへりくだる必要は無い。お互いに能力の範囲内で協力すればよい。不幸にして集団的自衛権とやらの発動に至った場合に、それぞれの財政的負担を相互に精算することとしておけばよい。
トランプ大統領誕生の暁には、アメリカの愛国歌≪リパブリック讃歌.The Battle Hymn of the Republic≫で祝福しよう。
“Mine eyes have seenthe glory of the coming of the Lord:
He is trampling out the vintage where the grapes of wrath are stored;~”
綴も発音も少し違うが、「トランプ」が、、、。